中島歯科|NAKASHIMA DENTAL CLINIC

診療の案内|Information

3Mix-MP法

1987年に新潟大学の星野悦郎教授が、むし歯の病原菌の正体をつきとめ、3種併用薬剤を用いることで完全に殺菌できることを発表しました。
その後、1998年、開業歯科医の宅重豊彦先生がこの薬剤の臨床応用法を開発し、「3Mix-MP」法として発表しました。
「むし歯の自然治癒」と「象牙細管の中の細菌を死滅させることができる」という画期的な2つの主な効能があります。
1984年に中島歯科を開業した当初から「歯の神経を極力抜かない治療」を基本方針として取り組んできました。しかし、当時としては技術的に難しい治療でした。1990年に象牙質の知覚過敏を改善する方法として、日本のサンメディカル社からDライナーが発売され、歯の神経を残す治療が行いやすくなりました。
更に、2006年から3Mix-MP法を導入することによって、一段と治療成績が向上しました。その後、他の優れた材料も開発されてきました。2014年には3Mix-MP法の認定医の資格をとっています。
現在では、1年間を通して当医院では歯の神経を抜く治療はほとんどありません。
「歯の神経を極力抜かない治療」と「歯原病の治療」に3Mix-MP法は非常に大きな貢献をしています。

3MIX-MP

歯原病

《歯原病とは》

失活歯(神経を抜いた歯、あるいは、むし歯や外力により神経が死んだ歯)が作り出すさまざまな全身の病気で、病巣感染でもあります。
「原因不明」「治療方法がない」といわれる病気や自己免疫疾患、膠原病、その他のさまざまな全身の病気は、歯原病かもしれません。

歯原病

歯の解剖図

咬み合わせ(咬合)・顎関節症

よく咬んで食べることは、健康に生きるために非常に大切なことです。口を開け閉めする咀嚼筋(ソシャクキン)のポンプ作用が脳血流量を35〜60%上昇させます。これは脳を刺激することになるので、子供の場合には脳の発育を良くし、大人の場合には脳の老化を遅らせます。また、ストレスホルモンを抑制したり、脳の満腹中枢を刺激することになり、肥満の予防につながります。

《顎関節症》

咬み合わせの異常から頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、不眠、不整脈、腰痛、うつ、その他の様々な不快な症状が起きてきます。広範にわたる症状なので「症候群」とも呼ばれています。現在ではかなり一般的に知られてきています。
当医院ではディナーマークⅡという咬合器を使用して、患者様の咬み合わせの分析を行い、原因を明確にして治療を始めます。

咬み合わせ(咬合)・顎関節症

ディナーマークⅡ

インプラント

インプラントは全身的健康状態、インプラントを埋入する箇所に必要な骨量の存在、経済的負担能力、メインテナンスしていく為のセルフコントロール能力の諸条件が満たされる場合には、非常に優れた治療方法です。特に少数歯の欠損や下顎の臼歯の欠損に対しては、ファーストチョイスと思われます。

インプラント

下顎臼歯のインプラント

部分床義歯(部分入れ歯)

様々な理由によりインプラントの治療ができないときは、部分床義歯(部分入れ歯)を作製します。よく咬めて、長く機能するものを作製しています。特徴として、鉤歯(義歯が動かないように固定するためのクラスプ〈金属でできた爪〉をかける歯)と義歯を同時に作製します。トランスファーコーピング、ミリング加工といった特殊な技工作業を必要とし、難しい精密な作業ですが部分床義歯としては究極のものを作ることができます。

部分床義歯

下顎の部分床義歯

総義歯(総入れ歯)

歯が1本もない患者様の口に入れる義歯(入れ歯)を総義歯といいます。「無痛デンチャー」を目標にしています。最終的に作製した義歯が、患者様の口の中にセットされた後、痛みが出ない、調整不要の義歯のことです。

総義歯(総入れ歯)

下顎の総義歯